練馬区議会議員 (4期)
白石けい子
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練馬区長選への総括と今後

 先の練馬区長選を終え、ただいま事務整理と届け出書類の作業をしています。
また、多くの方々のご支援をいただき、いく所々の場所に参加していく中で、その感謝のご挨拶もしております。その席では、どなたも選挙状況の分析と期待の対話で盛り上がり、その声のありがたさと今後の自身の進退を明確にしていくべきことへの意思も示しております。
 練馬区議会議員時代の同じ会派の土屋均氏のブログでも今回の区長選の総括を掲載させていただきました。ご覧いただきたいと思います。
 

<練馬区長・区議の補欠選挙を終えて>
志村豊志郎前練馬区長が2月に急逝されたことによる区長選挙ならびに区議会議員の補欠選挙が4月20日に行われました。

 結果は、前川あきお(自民・公明推薦)77,651票、白石けい子(民主・維新・生活推薦)41,047票、池尻成二28,372票、菊池ひろし(共産・新社会推薦)27,452票で、東京都で福祉局長などを務めた前川氏が当選し、私たちが推薦した白石氏は残念ながら次点に終わりました。
 練馬区では東京23区の区長公選制が1975年に復活した後も、歴代の区長は役所の出身者が務めてきました。役人上りの区長ではダメだというわけではありませんが、私が区議会議員になってからの7年間、とかく街づくりや道路事業などにおいて行政主導の区政が行われてきたことを痛感しており、住民参加型の区政に変えていくためには、民間出身の区長が望ましいという観点で区長候補を探しました。
 志村区長が亡くなられた後、当時私どもの区議会会派「民主党無所属クラブ」の幹事長だった白石さんと練馬区選出の都議会議員浅野克彦さんが自民・公明以外の会派に野党の統一候補を擁立しようと呼びかけました。その後、何回かの会合を開いて、候補者の調整を行いましたが不調に終わり、共産党推薦の菊池氏が名乗りを上げ、次いで池尻氏が立候補を表明しました。
 この時点で私ども民主党の選択肢は①すでに名乗りを上げた人を支援する、②支援候補を決めず自主投票とする、③独自の候補を立てるという3つになりました。私自身はこれ以上の野党分裂は避けるべきという思いがありましたが、統一候補が不調に終わったこともあって「主戦論」が大勢となり、その後、白石さんが意欲を示して党も全面的な支援を決めたことで、主体的に選挙を戦うことになりました。
 白石候補擁立に対しては、「なぜあえて自民・公明の候補を利するようなことをするのか」という批判もありました。確かに、落選した3人の票を合わせれば前川氏の票を上回ります。仮に「一騎打ち」の選挙になっていたとしても、野党候補が勝てたとは言い切れませんが、その可能性は高まったはずです。
 統一候補の選定にあたり、当初から民主党は「黒子に徹する」ということで、それぞれが納得できる候補を選ぶことを提案し、その通りに行動してきたと思います。結果として独自候補を立てることになりましたが、それは所期の目的が達せられないことがはっきりしてから決めたことです。
 今回の31%台という低投票率や開票結果をみれば、少し乱暴な言い方ですが、野党統一候補を立てられなかった時点で、勝敗は決まっていたと言わざるを得ません。もちろん、私たちを含めてそれぞれのグループにはそれぞれの主義主張があり、それを実現するために候補を立てることを誰も咎めることはできません。ただ、本気で区政の流れを変えたいのであれば、現実を見据えた対応も必要であり、小異を捨てて大同につくべきだったと思います。
 いずれにしても、選挙結果は出ました。いかに低投票率とはいえ、それも含めて民意であることを肝に銘じなければなりません。また、区議選においても、公認候補と推薦候補の2人を当選させることができず、白石さんが抜けて4人になった我々の会派は、「交渉会派」の要件である5人に満たない状況になりました。
 しかし一方では、最も短い準備期間の中で、白石さんが獲得した41,047票の重みと可能性も感じています。それを無駄にしないためにも、初心に帰って改めて区民の声に耳を傾け、区民が主役の行き届いた区政を実現するために、新たなスタートを切りたいと思います。

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