2月14日のバレンタインデーの日。大雪の中、脳こうそくで
父が順天堂練馬病院に搬送された。
右脳こうそくのため、左半身まひということで、急性期の
状況の中、92才にもなるのと以前にも同じ梗塞があり、家族
たちは覚悟をしていました。
ところが、手足ともPT方の指示で動き、左側の麻痺が重度で
はないことに誰もがびっくり。認知症もさほどではなく、
2週間の入院後の回復期に入り、清瀬のS愛病院に転院、
3か月のリハビリ入院生活がスタートした。
病院では、PT・OTらの先生方が、よく対応してくだり、また、
もともと軍隊での鍛えられた筋肉と丈夫な胃腸を持っている
ので、順調な回復がみられました。
ところが、リハビリのお蔭で、だんだんと脚力が付くと、
今度はじっとしていられない性分なので、認知症も軽度に
あることから、院内をうろうろ、看護師から止められること
や言い含められることも多く、本人もかなりのストレスが
あったようです。
そのうち、医師よりPTに、脚力のつくリハビリのプログ
ラムは控えるよう伝えられたとか・・・。父は、車いす状
況となった。(看護側では、転倒されては困るので、リスク
マネージメント上、仕方のないことでしょうが・・・)
薬の量も増え、入眠剤もあまり効かず、看護師より、夜中
に、起き出してきて危ないので…。と家族が毎日交代で
付き合うことで、3か月の入院が終了。
6月4日の退院をするに当たり、家族審議で、介護療養型
病院に転院も考えたが、私は、せっかくリハビリしてき
たのにそれでは意味がなくなる、92才という年齢を考え
ると、これからは、好きに過ごさせながら、自然な死を
迎えられる大往生の手伝いをしたいと、私の家に来ても
らうこととなった。
現在、4日目が経ちましたが、色々なことが起きていますね。
部屋中を歩き回り、排便リズムが狂うと機嫌が悪くなったり、
体の動きや考えがまとまらないと不安がる・・・・・・。
認知症の症状もありますが、あるがままを受けていくこと
から、かわいい?父となっていくかんじでもあります。
私も、通所介護小規模デイサービスを行っていることも
あり、父のあるがままを受け入れられるのかもしれませんね。
さて、東京都から「通所介護事業所における機能訓練指
導員の配置について」の通知が来た。
日常生活を営むのに必要な機能の減退を防止するための訓練
を行う機能訓練指導員の配置が必要であり、来年までの経過
措置期間にて従業者の手配をというものですが、
この条文には、ただし書きがあり、日常レクリエーション
機能は、職員兼務が認められているはずです。
なぜ、ここにきてなのか、です。
現場は、正直戸惑っている。都の介護保険課長が退職前に置
き土産として行ったとか・・・。
とにかく、現場は、混乱しているのに、保険者の姿勢が見え
てこない。
「ねりま介護問題研究会」小規模デイグループ「わかば会」
などや江端貴子氏・中谷ゆうじ氏らとともに、アプローチ
していきたいですね。
それに、父の姿を見ていると、高齢者にとっては、生活その
ものがリハビリとなっているので、この時間だけの運動機
能を高めたとしても向上の期待は難しい年代だろうし、杓
子定規な考え方が窮屈にさせてしまっていることにも見つ
めてほしいものです。