すでにご存知の方も多い「日本大学医学部付属光が丘病院の撤退問題」ですが、「何故?」「急なんておかしい、区議は知っていたのではないか?」等の声や疑問を区民の方々からいただいています。
産経新聞では、『日本大学(東京都千代田区)は15日、練馬区の日大医学部付属練馬光が丘病院を平成24年3月で閉鎖すると発表した。練馬区も同日、日大への運営依頼を断念し、同年4月から病院を引き継ぐ新たな医療機関を公募する方針を明らかにした。
同病院は3年4月に診察を開始。内科や少児総合診療科、産婦人科など18診療科があり、ベッド数約340床。練馬区の急性期医療の中核を担ってきた。
開設に際し、区が日大に運営を依頼。33年3月31日までの30年間、区から土地と建物を借りて病院を運営する協定を結んだ。
しかし日大によると、病院は当初から赤字で、22年度までの累積赤字額は約90億円。「このままの状態が続くと、光が丘病院だけでなく法人そのものが経営破綻しかねない」と撤退理由を説明した。
日大は21年9月、区に運営支援を要請。区は21、22年度の建物賃借料を免除した。
しかし、2カ月後の21年11月、日大の理事会が23年3月末での撤退を決定。その後、撤退を1年延期しながら、区と話し合ってきたという。
区によると、日大とは30年間は運営する予定で協定を結んでおり、日大から預かった保証金50億円については今後、大学側と協議していきたいとしている。 区は同病院の救急、小児、周産期、災害時の4医療機能を持つ運営主体について8月中に公募、9月中には決定する予定だ。区民に限らず、行政・議会もこの『根に耳に水』事態に早急に対処していかなくてはならないだろう。』
私も地域医療課長より情報収集をしました。
これまでの経緯や経営状況は、区側は、継続できるよう努力してきたというのだが、その間は、税金の投入をしてきたわけであり、日大の撤退姿勢を変えてこないことは、何か納得できない気持ちです。
ある区民の方から、「私は、眼科に世話になり、二回ほど手術をして、現在通院しているが、この問題が起きてから、担当医より「来年は、私はここにいないのでよろしく。」と言われた。「では、私はどうすればいいんですか?」と訊くと、「そんなの知るところではない。」と言われたとのこと……。
存続の会も発足されましたが、一方で、公募への説明会に15団体が参加したとも聞きました。
どちらにせよ、まず、利用し受診されている市民を不安にさせていくことだけは避けたいものです。
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