このシルバーウィークの始まりの19日夕刻、練馬文化センターにて、
「アフガンにいのちの水を」の講演会に参加しました。
中村医師の話の中に、昨年、銃弾で悲しい死を遂げられた伊藤和也
さんの話が印象的でした。
「彼の死は、銃弾を受けて悲しい死がありましたが、それは、
強盗にあうという事件であって、政治的な問題として扱う
ものではなく、たまたまという不慮の事故だったということ
を判ってほしい。」とのこと。
私たちは、ついつい、物騒な国とか、治安がどうとか決めてしまい
がちです。でも、確かに、伊藤さんを惜しみ、強盗団に対する怒り
をテレビで見たときの現地の人たちの嘆きの映像と重なりましたね。
川の水をいのちの水として、自然と闘いながら、壊れたらまた作る…、
そんな町の中で今に至り、一歩ずつかたちとなっていく。
「人と共に、そして自然と共に…」という最後の言われた言葉も
印象的でした。
今、日本や私たちの街“ねりま”が自然を文明の力でコントロール
しようとしていく姿勢への愚かさを感じています。
例えば、八ッ場ダム・外環道の問題など、長い目で見た場合の大切
なものは何か。を今一度見つめてみても良いのではないか。
自然の偉大さや力に私たちは勝てるものではなく、様々な恩恵と
共存し、受身の中で互いに生きているのだから……。
そんなことを考えさせられた会でした。