本日、板橋グリーンホールにて、城北さくらクリニックが主催する「在宅医療支援システム」の説明会に参加してきました。
冒頭に、桧田 仁院長より、日本における保険制度の流れや財源について説明を受けました。
医療保険制度は、皆保険として198ケ国で、唯一日本しか作られていない制度で50年が経ったとのこと。
ところが、現在の医療全体の財源が37兆円となり、経費配分(医療保険32兆円+介護保険5兆円)が、毎年さらに膨大となり、今後、10年後には、国民 負担・事業者負担・税金が投入されて50兆円にもなってしまった場合、保険制度は崩壊してしまう状況になると危機感を専門家は懸念している。
今、しっかりとこれからを見つめた対策を行わなくては、医療破綻が国家崩壊に・・・。国民も真剣に医療のあり方、また、病院の入院期間の短縮化がされて いく中で、今後は、在宅医療も視野に入れていかなくては成り立たないであろうと、政策を考えるも、この「医療と在宅医療そして介護」の連携がなかなか難し く。
だからこそと、旗揚げをと城北クリニックは、大分県・宮崎県で5,000人登録がされ、すでに行っているシステムをこの東京にと、介護事業者関係の方々への説明会を精力的に行っていました。理解と利用の拡大に努力されている。
課題は、医師の協力・事業者・家族の理解・・・etc.必要であり、いろいろとありますが、先ほど述べたように未来への国家破たんを招かないためにも、行政サイドも共に考えていくことも大切でしょう。
地域主権改革一括法が成立し、区独自性も問われていきます。私も、介護分野だけではなく、「在宅医療」のしくみへの確立に向けて視野を広げていきたいと思います。