練馬区議会議員 (4期)
白石けい子
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災害対策委員会、本格的始動

 本日、特別委員会の日ですが、今期より、練馬区も委員会を
 3.11の教訓を生かし「災害対策等特別委員会」の名称として
 スタートいたしました。
 本日、その初日として、3.11の当時の練馬区の対応(初動対応)
 についての報告と質疑が行なわれました。
 、
 この練馬区は地盤が強く、人的被害も少ないという都のデータ
 で判断されているのはおおざっぱな計画に陥りやすく危険であ
 ると懸念しています。
 
 この期4年間の討議となるのですが、明日にでも来るかもしれ
 ない都市海溝型地震対策や発災した際の初動の体制の連携など、
 議会人や行政・区民らとしっかりと対応し合える関係づくりを
 構築していきたいと考えています。
 6月18日(土) 「無常素描」の震災時の出来事の上映がオー 
 ディトリウム渋谷にてされていたので見に行きました。
 「ただいま、それぞれの居場所」の大宮浩一監督が10日間で
 作り上げた映画です。
 淡々と震災の後の様子が映りだされながら、玄侑宗久住職
 の言葉が、大変、心に感じ入りました。
 「人は、復興の名の下に、整備されてしまうと、以前、何
 が、そこに建っていたか忘れ去られていく。それはそれで
 大切ではありますが、でもすぐに、それ以上の甚大な被害
 を受けないよう、もっとすごい物を造ろうとする。
 東南アジアのラオスの国では、川の氾濫が毎年あるのに、
 住民は流されない橋を造らず、簡単な素材(竹など)で造り、
 流されたら、また造る…。先進国なら、高度の技術を使って、
 流されない橋を造る…。この差を考えていくことも大切では
 ないか…。地震国である事実の中で、自然界の摂理であるこ
 とを認め、また津波は来るかもしれないと考えていくことも
 一方では大切ではないでしょうか。
 大宮監督は、この状況をしっかり映像に収め、後世に残し、
 忘れていかないためにも…、という気持ちにかられた10日間
 の撮影・映像化の緊張感が伝わり、ぜひ、多くの人にも見て
 いただきたい。言葉は少ないのですが、胸の中に残る余韻を
 感じた映画でした。
 さて、私たち「災害対策等特別委員会」は、練馬区の対策計
 画に反映させていただきたく、8月8・9日に災害支援に行きま
 した、宮城県「亘理町」に視察に行くこととなりました。
 練馬区の本事業部体制に即した、できれば、福祉・教育・
 まちづくり・産業などの面から学びたいと思います。

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